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【審査員特別賞】受賞記念メッセージ アワーズ 山本 雅史 様

株式会社アワーズ
2021/02/19

ダイヤモンド経営者倶楽部「審査員特別賞」受賞記念メッセージ

株式会社アワーズ 代表取締役社長 山本雅史 様

 

2020年はコロナ禍の影響で2か月間の休園を余儀なくされるなど、業績面での厳しさがあったことは否めませんが、それでもトータルで考えてみると、「良い年だったな」という実感があります。

外的環境というのは常に変わっていくものですし、今回のコロナ禍によって、そのスピードが速くなっただけとも捉えられます。逆に新たな時代に向けた変化のチャンスだと考えており、その手ごたえを掴めたことが、大きな収穫としてあったからです。

社内も、この環境の変化をネガティブだけに捉えてはいません。意欲的にこの状況を打開しようと考えています。代表的な取り組みの例では、休園期間中に「24時間連続オンライン配信」に挑戦してみました。全社員を巻き込み、企画・立案からすべて自分たちで行い、3週間で約30コンテンツを用意。非常に盛り上がる挑戦企画となりました。

さらにこの挑戦を通じて、「変わらなくてはいけない」という意識を社内全体で強く共有できたことも、今後に向けた大きな財産になったと感じてます。

私たちは理念を軸にした経営を行っています。その核に置いているのは「Smile(しあわせ)」。私たちは社員、ゲスト(お客さま)、社会、それぞれの「Smile」につながること、それ以外のことはしないんだということを常に伝え続けています。

以前は私の中で、理念と収益(ビジネスモデル)は分けて考えてきたところがありますが、今はまず理念を軸にすべてを考え、社会に価値を創造・提供し、それによって対価を得るという循環の考え方をするようになりました。

理念を軸とした経営をより強く進めてきたのは数年前からでしょうか。浸透する組織文化にしていくのは5年~10年単位の時間がかかり、そう簡単なことではないですが、しかし今回のコロナ禍において、着実にその取り組みが実ってきたこと、結果として変化に強い会社になっていることを確認できて、非常に嬉しく思っています。

今、私達は未来における存在意義を問われています。再度自分たちの存在意義をしっかり再定義し未来においても社会に必要とされる存在に変化していかなければなりません。例えばオンライン上やバーチャルな空間の中で価値をどのように作っていくのか、また、エンターテインメントだけでなく教育・学びの場として、どのような価値を提供できるのか。未来のSmileを創るパートナーである動物たちとともにこれからもしっかりと考えていきたいと思います。

そういった多種多様な変化の可能性を踏まえ、アワーズの理念やアクションに共感した人たちが、それぞれの思いをこの企業という自己実現の舞台で仲間とともに事業化していく。そんな舞台を提供できる会社であり続けたいと考えています。

 

 

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