ワイズマートの大人気企画「ワインフェスタ2023年春」。270種類以上のワインや日本酒が揃い、試飲・試食も大判振る舞い
千葉県・浦安を本拠に、地域密着・小商圏の都心型スーパーを展開するワイズマート。親子料理教室やそば打ち教室、ワイナリーツアー、東京宝塚劇場の貸切公演をはじめ、お客様向けに多彩なイベントを実施していることでも知られていますが、その中でも定例の人気イベントである「ワインフェスタ(試飲即売会)」が、コロナ禍の休止期間を経て再開されるようになったと聞き、お伺いしてきました。
会場はワイズマート浦安本店の5階。ゴールデンウイーク初日、4月29日(土)13時の開始です。
受付では、入場料兼金券として2,000円分のチケットを購入。こちらはまるまる商品代金として使うことができます。そしてワインの出品リストを受け取ります。
会場に入るとまず目に飛び込んでくるのが、大量のワイングラス。こちらを持って各ブースに向かい、試飲を楽しめるというわけです。
そのすぐ奥、センターにドドーンと現れたのが、カップラーメンの試食コーナー。
カップラーメンを食べ比べられる企画は珍しいなと、ワインの前にこちらに立ち寄ります。ブースの方に聞くと、このイベントでも初めての試みとのこと。
お湯を沸かして3分or(5分)待って、小分けにした麺がが配られます。
こちらはエースコックの「鬼煮干中華ソバ」。まさに名前の通り、煮干しの香りと味が強烈です。すぐに一個購入。そしてもう一つ目についたのが「竹岡式」の文字。
千葉のご当地ラーメンの一つで、(推奨欄に名前がある)「梅の家」には2~3度訪問したことがあるものの、臨時休業や大行列でギブアップなどと一度も食べられないまま来ており、ここで初チャレンジ。
ちなみにこの竹岡式は、「乾麺を使って、醤油ダレを麺の茹で汁で割ってスープにする」スタイルが、まるでインスタントラーメンのようなどと評されていたので、実際にカップラーメンで売られているのが何か面白いです。
ラーメンブースから左側に目を移すと、山形の食材を扱うお店が二つ。
「生のままでも食べられる」という、まるい食品の「庄内の厚揚げ」の上に、マルハチの「山形のだし旬(夏野菜)」を載せた、隣り合う2点コラボの試食をさせてもらって、それぞれを一つずつ購入。
その奥右手に現れたのが、オーストラリアで日本の方が栽培されているぶどうと、そのジュース。大雨被害で規格外品になってしまったぶどうで作ったものだとのこと。ワイズマートのホームページにもこの「葡萄ファーム」の紹介がされています。
その先に現れたのが奥飛騨酒造の日本酒ブース。私の地元・岐阜県の蔵元ということで、ワインに先駆けて試飲第一号に。こちらでは「生貯蔵酒(ブルーボトル)」と「合掌造り 純米にごり」を試飲せていただき、にごり酒を購入することに。
最近は甘めのにごり酒が増えているものの、こちらはすっきりとした味わい。試飲は小量なため少し淡白な感じを受けたものの、帰宅後に前記した山形のだしをご飯にのせて、須磨海苔を大判のままで巻いたものをおつまみにして飲んでみたら、これがとても合った。すっきりしている分、旨味が強い食べ物を包み込み、しかも味負けしないといった印象です。
ちなみに、だしと一緒に買った「庄内の厚揚げ」は、生姜醤油の代わりに築地で買った「風雅」のしょうが のり佃煮で合わせてみました。
そしてここからワインの試飲を開始。会場内は、さまざまなメーカーやインポーターがブースを出しており
資料に掲載されたワイン(一部、日本酒含む)の種類を数えると、なんと270種類以上もありました。その大部分を試飲することができるという、大盤振る舞いの企画。毎回多くの参加者であふれるのもごく当然のことと言えるでしょう。
この日も、オープン直後からどんどんお客さんが集まってきました。そんな中、最初に顔を出したのは、ワイズマートが直接設置しているブース。
吉野常務自ら前面に立ち、試飲を求めるお客さまにワインを振る舞っていきます。場の盛り上げ方の上手さもあって、絶えず常務の前は人だかり。上写真の空いてるスペースは実はスパークリングワインがあったらしいのですが、オープン20分もしないうちに全部売り切れていました。(試飲用のはまだ残っていたのでいただきました)
そこで何を買おうか思案していると、ちょっと面白いものがあるよと案内されていたのが「KALYSS ジンジャー ワイン」。ボトルにはカクテルレシピの紹介がかかっており、見るとワインというよりリキュール的な楽しみ方をするお酒のよう。炭酸水で割ってみると非常に飲みやすく、一気にたくさん飲んでしまう。柑橘果汁を絞るとより爽やかに楽しめそうです。
こちらはダイヤモンド経営者倶楽部の会員企業で、ワインイベントでもお世話になっている大阪の老舗インポーター「モトックス」のブース。何よりもPOPへの凝り方が段違いで、商品提案力に定評のあるモトックスらしさの真骨頂と言えるでしょうか。
スタッフの方のおすすめのなかから、イタリア「サン・マルツァーノ」のタロ・ヴェルデカを購入します。
その向かいには「エノテカ」のブースも。今回各社が出品しているのは1,000円~2,000円台の日常酒的なワインが中心ですが、エノテカはそのブランドの立ち位置に合わせて、少し高めのラインナップ。7,280円や15,800円などのワインも試飲ができました。
ここでは薦められるままに5種類を飲んで、まろやかさと奥行きと飲みやすさのバランスが好みに合った、カリフォルニア「コッポラ ワイナリー」のダイヤモンド・コレクション ピノ・ノワールを購入しました。
そして最後にもう一本だけと、キョロキョロしていた時に見つけたのがこちら。”日本酒酵母から造られた世界初の白ワイン”と銘打たれた「ぎんの雫(グット・ダルジャン・シャルドネ)」。ボルドー五大シャトーの「ムートン」やアメリカ「オーパス・ワン」などを生み出してきたフランスの醸造家パスカル・マーティ氏と、「獺祭」を手掛ける旭酒造の櫻井博志氏の異才コラボで生まれたものとのこと。
日本酒が好き、白ワインも好き。「でもその双方の良さを折衷したお酒があれば」という感覚は以前から持っていたので、ぜひとも飲んでみたいと。試飲してみると、確かにワイン・日本酒の旨味が交じり合ったような複雑かつ爽快な味わい。これはもっとしっかり飲んで確かめてみたいと、最後の一本に選びました。
1時間弱の試飲・試食と買物で、購入した商品はこちら。左上の袋菓子は、ブースでいただいた岩塚製薬の「RISOUNO!」3種。
そしてワイン、日本酒、ジュースがこちら。現時点でまだ手を付けてないものが3種あり、食事やおつまみをどう合わせるか考えながら、楽しみたいと思います。
次回「ワインフェスタ」は、2023年6月24日に予定だそうです。もっとも、このイベントに限らずワイズマートの各店舗はワインの品ぞろえには非常に力を入れているということで、生鮮やお惣菜などの買い物の際は、一緒にワイン棚を覗いて、ペアリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
株式会社ワイズマート
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