株式会社ダイアナ 徳田充孝社長新著『自分に自信が持てるプラチナプロポーションメソッド』発刊記念インタビュー
「美しくなる人生。」「豊かなる人生。」をビジョンに掲げ、プロポーションづくりの総合コンサルティング企業として、全国に約730のサロンを展開。10万人を超える会員数を誇る株式会社ダイアナ。祖業である補整下着を中心に、化粧品・栄養補助食品・ボディケア用品などの販売を手掛け、さらに近年はアパレル、美容、飲食、フットケア事業などへと業容を広げています。
そんな同社の代表取締役社長兼会長 徳田充孝氏の新著『自分に自信が持てるプラチナプロポーションメソッド』が7月25日に発刊されました。徳田氏の著書としては3冊目、およそ5年ぶりの新刊です。
この書籍において何を伝えたかったのか。これまでの会社の振り返りから、現在注力している事業の最新情報も織り交ぜつつ語っていただきました。
― これまでに「美しくなる人生」「人生が変わる 魔法のBEAUTY LESSON」の2冊の著書を出されていますが、今回新しくお書きになられた『自分に自信が持てるプラチナプロポーションメソッド』は、どのようなメッセージを持つものでしょうか
初めての著書である「美しくなる人生」は、私がダイアナの社長になって間もなくのころ。私たちがどんな仕事をしているか、何を目指しているのか、そのメッセージを伝えるためのものでした。
読んでいただきたかったのは、特にFCに加盟していたカウンセラー(チーフプロポーションカウンセラー)の方々。単なるダイエットでもなく、エステでもない。「プロポーションづくり」とは何か、私たちの仕事がどんな価値をもたらすのか。その思想や事業の根幹にあるものを理解してもらいたかったのです。
ちょどそのころ、社内では「美しくなる人生。」「豊かなる人生。」という言葉を軸に、ビジョンの再定義も行っていました。そういった「思想」をより分かりやすくストレートに理解してもらうためにも、”絵本”という体裁をとりました。
2冊目のキーワードは「マインド」です。先ほどお話した「美しくなる人生。」「豊かなる人生。」のビジョンを始め、私たちは”心”の部分を非常に大切にしています。
社内でもこの「八つのことば」など、マインドの切替え、あるいは高めることの重要性を説いてきましたが、「人生が変わる 魔法のBEAUTY LESSON」のなかでも、これらの言葉を用いながら、意識の持ちようの大事さについてより深く書き記しています。
そして3冊目。こちらの軸になるキーワードは「メソッド」です。前回の書籍でも、プロポーションづくりのメソッドや事例について触れていますが、今回はよりデータを重視し科学的な視点から表現しました。ですので今回の表紙は、そういったアカデミックさやロジカルなイメージが伝わるようなデザインにしています。
― 前著の「人生が変わる 魔法のBEAUTY LESSON」の発刊からおよそ5年。書籍を出すタイミングとして、どんな意味があったのでしょうか
近年私たちは、「100年企業」に向けた永続的な成長のために「Diana Dream Vision 2030」を策定し、あるいは2021年を「第三の創業の年」と定義するなど、事業の深掘りと裾野の拡大に力を入れています。一方で、予期せぬコロナ禍によってビジネスの在り方を見直す必要が出てきたりもしました。
そういった大きな変化や進化、その裏にある私たちの思いをあらためて整理して発信していく必然性があると感じたのです。
例えば、つい最近(2023/7/28)「Beauty Genix」を発表しましたが、これは遺伝子検査の結果をもとに、食材の選定や食べる順番、運動方法などをアドバイスするものです。カウンセリングがより医療に近づいていく、画期的な新サービスです。
あるいは「AIボディカウンセリング」では、過去のデータを全サロンで共有して、カウンセリングの標準化を実現し、ベテランでも新人でも経験の差を超えて高品質なサービス提供が実現できるようにしました。どんな”お道具”を使い、どんなメニューをこなしたら、体型はどう変わっていったかを時系列で追いかけることができるため、カウンセラーは、お客さまの相談に近い事例を抽出しながら、より最適で高い効果が見込めるカウンセリングメニューを設定できるようになるのです。
このような今までにない先進的なサービスに着手することができるのも、これまで積み重ねてきた95万人の”体型データ”や、産学連携による実証研究の成果など、「プロポーションを科学する力」に圧倒的に長けているからです。
そして一方で、いま試験的に始めている男性向けのサービス。あるいは、順調に店舗を拡大し続けているフットケアのサービス、美容と健康にアプローチする食材を使用したレストラン事業など、これまで培ってきたノウハウやネットワークを生かしたより多角的な事業展開も加速しています。
お客さまの「美しくなる人生。」「豊かなる人生。」を願う変わらない信念、歴史と実績がなせる事業の深化や広がり、そういった私たちの会社の未来図や本気度を、より多くの方々と共有していきたいという思いを、この書籍に表したつもりです。
― 帯に書かれた「プロポーションは、kgではなくセンチメートルでつくる!」というフレーズ、なるほど!と考えさせられる言葉ですね
はい。この言葉はとても評判が良くて、ある知り合いの経営者からも「この言葉を当社でも使わせてほしいくらいだ」と言っていただいたこともありました。
ダイエットというと、体重を落とすことばかりに目が行きますが、体重を減らすだけで美しく健康になれるわけではありません。あくまでも大事なのはバランスです。
私たちは「ゴールデン・プロポーション」という言葉で表現していますが、“美しさ”や“理想”という、ある意味曖昧で主観的な感覚を、年齢1歳・身長1cm刻みで身体の各部位の理想値を算出することによって、お一人おひとりにふさわしい客観的な美しさの基準をご提供しています。そこが私たちの語る「プロポーションづくり」の本質です。
バランスの大切さは、お顔立ちについても同じです。骨格や顔の輪郭だけを見るのではなく、ヘアスタイルまでのトータルできれいにバランスを取っていくと、見違えるほどきれいになるんです。
― こういったアカデミックな分析力や具現力の高さ、すなわち「プロポーションを科学する力」が、御社の最大の強みかと思いますが、それでも最終的に一番重要になるのは、やはり「仲間の存在」といえるでしょうか
そうですね。やはり何でも一人で続けていくのは難しい。。。同じサロンに通う仲間、そしてカウンセラー。同じ目標に向かって一緒に頑張るからこそ、理想を実現できるのだと思います。特にカウンセラーは、お客さまの体のサイズをくまなく測ります(体に触れ続けます)から、その過程で心が開かれていく、思いを委ねていくという部分がとても大きいんです。
会社と家庭の往復、あるいは近所のスーパーでの買い物。多くの場合、こういった毎日の繰り返しになりがちで、行動も単調になり悩みを打ち明けるような関係もできにくい。だからこそ、ダイアナのサロンの存在は大きいんです。私たちは今まで以上に、この「サードプレースとしての価値」を高めていきたいと考えています。
そして間もなく全国大会を迎える「ダイアナ ゴールデン・プロポーションアワード全国大会」(上の写真は2022年開催のもの)。まさにこれこそ、サロンの仲間とチーフプロポーションカウンセラーとお互いに切磋琢磨して頑張り続けた集大成です。
真の美しさを手に入れることで、体型が変わり、着る服が変わり、付き合う人が変わり、性格が変わり、行く場所が変わり、話し方が変わる。
そして『美しくなる人生。』を手に入れることで、精神的ゆとりを持って活きる。かけがえのない 仲間と活きる。経済的な 自由を活きる。自由な時間を活きる。夢を叶えて活きる。人に必要とされ 感謝されて活きる。“わたし”を活きるといった、『豊かなる人生。』に近づいていく。
私たちはこれからもより多くの方々に、人生の楽しさ・素晴らしさを実感してもらえる場を創っていくことに、全力を注いでいきたいと考えています。