立志伝中の人物である小松シキをモチーフにしたイラストや創業ストーリーが多くの人々の心を捉え、南部せんべいの代表的ブランドとしての地位を確立。せんべいの素朴な味わいや、胡麻・落花生・イカ・リンゴなどの多彩なバリエーションが人気で、お土産需要向けの「巖手屋」、スーパーや量販店など向けの「小松製菓」の二つのブランドで事業を展開。さらに洋菓子店「タルトタタン」も別会社で運営する。

2017年以降「小松シキ・記念館」「北のチョコレート工場」などを整備し、これらの複合施設である「南部煎餅の里」は、〝買って食べて工場見学もできる〞二戸市の観光名所になっている。直近の業績はコロナ禍前を大きく超え、新規の大型投資も想定。岩手の郷土菓子という枠を超えた全国区ブランドに育てていくことが今後のテーマだ。

会社概要

株式会社小松製菓　代表取締役社長　小松 豊 氏

創　業：1948年4月
資本金：1,000万円
従業員数：269名

https://www.iwateya.co.jp/