【会員企業に学ぶ】『エン・ジャパンの飛躍を支えたCSA経営』出版記念トークセッション
2024年8月の「会員企業に学ぶ」は、エン・ジャパン株式会社の 創業者であり、現取締役会長の 越智通勝様をゲストにお招きしました。テーマは「CSA経営」。今年3月にダイヤモンド社から出版された越智様の新著『エン・ジャパンの飛躍を支えたCSA経営』の発刊を記念しての開催です。
すでに多くの参加者が事前に書籍に目を通していたこともあり、著書の内容をおさらいしつつも、さらに「企業の成長とCSA経営の進化の連動を時系列で追った」内容など、著書にはないさらに踏み込んだ持論や実践のご紹介もいただきました。
当日ご用意いただいたパワポ資料は50ページ以上。スピーチの時間はまさにエンターテイナーのごとく、会場内を前後左右に移動しながらの熱のこもったご講演でした。
後半の質疑の時間では、より突っ込んだ質問がいくつも。想像外の回答に、会場内が爆笑の渦に包まれることもありました。
以下当日のご講演内容から、CSA経営の根幹部分や印象に残ったキーワードを少しだけ紹介します。
「CSA」CareerSelectAbility® とは?
「キャリア自己選択力®」という意味で、社内異動、または就職・転職のときに、自分が望む道をさまざまな選択肢の中から選べるだけの実力。転じて、どんな職場で、どんな環境に置かれても通用するような力。※越智会長が作ったオリジナルの用語です
「CSA」の方程式
CSA=7つの考え方×20の能力×4つの環境
「4つの環境」を創るのが経営者の仕事
特に象徴的なのが、本業の商品・サービスで、自社独自の「主観正義性」を実感できる環境づくり
「どこでも活躍できる人材」にするために必要なこと
「考え方」「能力」の全項目を全社員に身につけさせる経営者の決意。強みだけを伸ばす、すなわち美点凝視では「どこでも活躍できる人材」にはなれない
日本人にとって仕事も”道”の一つ
「プロジェクトX」を見て感動できるのは日本人ならでは。(欧米的な)ライフのためのワークではなく、ワークを通じて自己を高める考え方ができるのが日本人の強み
『Inner Calling』と『Work Hard』
エン・ジャパンは伝統的に『Work Hard』を全面的に押し出してきた。しかし重要なのは「ハードに働く」だけではなくて、『Inner Calling』(仕事の中で意識的に「利他的な行動」をとることをよしとする仕事の価値観)の企業風土も兼ね備えられるかどうか。それを両立できたことで、社員や学生にもエン・ジャパンの『Work Hard』は受け入れられ、採用でも高い人気を獲得している。
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