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【特別賞】受賞記念メッセージ デザインネットワーク 佐藤 明人 様

株式会社デザインネットワーク
2021/02/17

「ダイヤモンド経営者倶楽部特別賞」受賞記念メッセージ

株式会社デザインネットワーク  代表取締役 佐藤 明人 様

 

2020年は、忍耐強く我慢しながらも、将来に向けた足固めをコツコツと積み重ねてきた1年だったと言えるでしょうか。

私たちにとって設立25周年という大きな節目となる年であり、当初はこの機に合わせて、いくつものプロジェクトを進めていく予定でした。例えば人事制度や働き方の改革だったり、事業構造の本質的な見直しだったり。しかしそれは大幅な見直しに迫られました。大きく変えるためには社内の周知徹底が必要ですが、コロナ禍感染拡大においては、その機会を満足に作ることができず、不完全な形になっていく心配があったからです。

そこで3月の段階ですぐに、「今年が25周年であることを特別なものとしない」と発表。将来の30周年やそれ以降に向けて、「社員の健康と事業の継続」を第一義にする姿勢を鮮明にし、社内全体でのベクトルを揃えることに重きを置きました。

私たちは創業以来、ハード設計を得意とし、機械受託開発、電気・電子受託開発と事業を拡げてきました。最近ではソフトウェアの重要性も高まっており、メカ(機械)、電気・電子、ソフトウェアの3部門の技術を併せ持つことが大きな強みとなっています。

その結集が装置分野であり、近年注目されているロボット領域は、私たちの得意領域の一つです。また、ある眼鏡販売チェーンとは、レンズの自動加工機をハードとソフトのセットで開発を行い装置として納品するなど、設計だけにとどまらない事業展開も行っております。

しかし、これから将来に向けて、競争優位性をより強くしていくためには、会社全体の価値観を見直し、”風土を変えていく”ことが非常に重要になると考えています。

その根幹にあるのは、「働き方改革」の進展で人材ビジネスのありかたが変わってきたことであり、以前のように、「派遣人数×労働時間」の掛け算で売上を作る時代ではなくなってきたからです。そのためには、言われたことをこなすだけでなく、どこまで自発的に考えられるか。変化へのスピードに対応し、多様性を理解することができるか。

私たちの理念に即した形で、「お客様に本当に喜んでもらえるサービスを提供するにはどうしたらいいか」を、真剣に突き詰めていく必要があります。

一方で、会社を支えてくれる社員のみんなの意欲を受け止められるように、キャリアの作り方の見直しも進めています。ここでもキーワードになるのは多様性への理解。マネジメントに回る人、技術を究める人、指導者に回る人など、それぞれの希望やスタンスにあった成長の舞台を作っていく予定です。

お客様、社員、会社それぞれが、Win&Win&Winになる会社のありかたを、これからも追求し続けていきたいと考えています。

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