“デジタルサイネージ”が創り出す多彩な可能性を提案する業界の第一人者【週刊ダイヤモンドMI連動】
大型商業施設、駅・空港、小売・飲食店、さらにオフィスや学校などまで、幅広い場所で導入が進むデジタルサイネージ。広告、販促、情報端末、演出としてなど、用途も多岐にわたるが、この業界の第一人者として市場拡大をけん引してきたのがクラウドポイントだ。
強みとするのは、プランニングから機器選定、設置工事、コンテンツの制作・配信、保守運用、分析などまでワンストップで実行できること。特にデジタルサイネージは、屋外の設置が多く場所もすべて異なるため、それぞれの環境に合わせた設置工事の知見が大きな信頼の礎となっている。
今後のビジョンは、デジタルサイネージを様々なシステムやサービスと連携させていくことで、新たなビジネスプラットフォームとして進化させていくこと。災害情報の配信など、具体的な事業連携も進んでいる。
(週刊ダイヤモンド2021/6/26号P.77「マンスリーインフォメーション」より転載)
クラウドポイントの強さをキーワードで読み解く ~取材こぼれ話~
2万5000件を超える実績から得た知見が、大きな優位性の源泉となる
デジタルサイネージを導入するにあたり、私たちは5つの要素をポイントに挙げています。それは①導入の目的 ②課題解決方法 ③ロケーション ④機器選定 ⑤システム からなるもので、それをどう組み合わせ、最大の効果を発揮するか。そこに私たちが積み重ねてきた知見やノウハウが発揮されます。
ありがたいことに当社はこの業界を代表する企業として、広く知られるようになってきましたが、その評価や信頼の基盤になってくるのが、これらの目的を達するための一連のサービスすべてを社内でワンストップ対応できることです。
具体的に言うと、下記のような業務があります。
① サイネージにおける戦略・課題解決のためのコンサルティング/プランニング
② LED・プロジェクター・有機ELなど多彩な機器から最適な機器を選定
③ スタンドアローン、オンプレミスなどのニーズに合った放映管理システムを選定管理
④ ロケーションに合わせた設置施工・動作確認
⑤ 年間500点を超える制作実績を持つクリエイティブチームによる映像制約やWeb構築
⑥ 最適な配信・運用
⑦ 長期運用に対応する保守・メンテナンス
⑧ サイネージの効果の分析・解析
なかでも大きな優位性の一つにあるのが、施工の部分です。デジタルサイネージが設置されている場面を思い浮かべていただけるとありがたいのですが、多くが屋外ですよね。風雨が当たり、温度の変化が激しい。湿度、ほこり、電磁波、通信環境の問題もあります。同時に複数のサイネージを動かすことも必要になります。
しかし設置場所は毎回違う。同じ条件で施工できることは殆どありません。その中でトラブルなく安定した放映ができるかどうか。これは本当に大変で、外部からの参入が難しいのは、ここにポイントがあります。
私たちは、これまでの2万5000件を超える実績から、どこに留意して施工すべきか、トラブルが起きた時にどういう対応すべきか、その事例を豊富に持っています。必然的に私たちに話が持ち込まれる機会が増え、さらなる実績の拡大につながって来たのです。
サイネージのネットワークを強みに「プラットフォーマー」として飛躍を目指す
今のデジタルサイネージの管理は、かつてのスタンドアローン型とは違い、クラウド環境に置かれています。そのシステムを、どう発展させていくか、そこがこれからの私たちの事業のポイントです。
端的に言うと、それは「プラットフォーマー」としての可能性です。ネットワークにつながれた端末が、日本中にある。それも人の目につきやすい場所に多くが置かれ、一元管理をすることができる。そこにさまざまなシステムやサービスを乗せることで、今までにないビジネスが生まれていくのではないかと考えています。
一つ具体的な例を挙げると、国のアラート情報を商業施設内のサイネージを使って発信する仕組みを、大手通信会社と提携して構築したことがあります。まさに、認知力の高いサイネージのネットワークを活用した情報発信の好例と言えるでしょう。
またセンサー系、カメラなどとの相性もいいと考えており、それ以外にもまだ見えていない多くの可能性があるはずです。今時点では、コンテンツよりは技術やシステム的な連携を中心に考えていますが、「自社のデジタル技術をかけ合わせることで、こんなことができるようになるはず」。そんな提案をぜひお待ちしています。
一方で、デジタルサイネージ全般に関するセミナーや見学会も定期的に開催していますので、この領域に関心ございましたら、是非こちらも参加してみてください。
〇新着情報はこちらから→ https://www.cloudpoint.co.jp/news/
デジタルサイネージが活用される場所は、大型商業施設、駅・空港、小売・飲食店など、着実に増えてきましたが、まだまだ市場の裾野は広いと考えています。例えば、ポスターや掲示物などのデジタル化領域も、単に情報発信という側面だけでなく、張り替えなどのメンテナンス手間の軽減や人材不足対策という面からの注目も増えているように。
冒頭にもお話ししたように、ロケーション、機器選定、システムの多様な組み合わせによって、できることは非常に多くあります。その最適な形を提案し、お客さまの課題解決に近づけていくことが私たちの大切なミッションです。
会社概要
株式会社クラウドポイント
代表取締役 三浦 嚴嗣 氏
設立 1990年10月
資本金 2億3000万円
社員数 86名