羽田空港直結の複合商業施設「羽田エアポートガーデン」に新規出店したHARIO、BoCoの2社の店舗を訪問
羽田空港第3ターミナルに直結する複合施設「羽田エアポートガーデン」が、1月31日に全面オープンしました。こちらの施設は、”羽田空港24時間国際拠点空港化”時代を見据えた、ホテル・天然温泉・ショッピング・レストラン・イベントホール・バスターミナル・駐車場などで構成する複合商業施設で、住友不動産により開発されたものです。
当施設は国際線ターミナルに併設されたこともあり、日本の文化や歴史を感じられる商品を扱う企業を誘致した「Japan Promenade」が目玉の一つになっており、そのエリア内に出店した2社の会員企業のお店に、お伺いしてきました。(2階フロア図はこちらから)
まずは耐熱ガラスメーカーのHARIOさん。1921年創業と、100年以上の歴史を持つ老舗企業です。空港や京急の駅からも非常に近い場所にあります。
コーヒーやティー関連の器具、グラス類を主力とする同社ですが、店頭前面に飾られていたのはアクセサリー類。最近注力している分野で、ガラスの魅力が引き立つシンプルなデザインが特徴です。
こちらは、新しいライフスタイルを提唱し社会を驚かせた「フィルターインボトル」。注口部分にフィルターがセットされており、水出し茶を手軽に楽しめるようにしたアイデア商品です。
そして売れ筋の代表格となる、ドリッパーなどのコーヒー関連器具
ガラスと木目の組み合わせが美しい一品。せっかくなので、ギフト用に一点購入させていただきました。
こちらは、同社の「伝統と革新」を体現する一品。実は同社は、理化学用ガラス器具メーカーとしてスタートしており、ビーカー、フラスコ、シャーレなどの製造が主業でした。その後、「日本で唯一、耐熱ガラス工場を保有しているメーカー」としての強みを生かして、BtoC向けの商品を次々開発。個性あるブランドを確立してきました。
理化学用器具でありながら、インテリア雑貨でもある。同社ならではのユニークな商品が数多く並びます。
一方、こちらは東京ドーム。ちょうど今開催されている「テーブルウェア・フェスティバル2023」にも出店しており、広いブースを使ってさらに数多くの商品を陳列・販売しています(2/5までの開催)
このブースすぐ前には、なんと耐熱ガラスで作った楽器がずらり(市販品ではありません)。1日4回、これらの楽器を使たパフォーマンスも実施しています
再び「羽田エアポートガーデン」に舞台を戻して、2軒隣に店を構える「boco」さんに訪問。こちらは「骨伝導」の独自技術を生かしたイヤホンを中心に、スピーカー製造なども手掛けています。
会社の設立は2015年で、周りが老舗企業だらけの中では少し異色。事業のユニークさや将来性を期待されての出店と言えるでしょうか。
店頭中心に置かれたのは、同社のフラッグシップとなる「PEACE SS-1」。完全ワイヤレスの骨伝導イヤホンでBluetooth®機能を完備。「音質の良さ」が自慢です。同時に、長時間装着していても違和感がないよう丸みを帯びたデザインとともに、耳に挟むアーム部分にチタン合金を採用。
骨伝導なのでイヤホンを付けても、耳の穴が空いているのが大きな特徴。同社の謝社長は、聴覚の未来を守ることを重視され、耳周辺の骨を振動させて音を伝える仕組みから、聴覚への負担の軽減を指摘しています。
家事やスポーツの最中、イヤホンだけでなく周りの音も同時に聞けるるため、同社では”ながら聴き”の価値をアピールしています。
一方こちらは、骨伝導技術を生かしたスピーカー。水の中に”沈めて”も、音楽が楽しめる能力を持っています。
置く場所によって聞こえ方が変わるのが特徴で、お気に入りの場所を見つけるのも醍醐味の一つです。
羽田空港をご利用の際には、ぜひお立ち寄りのうえご自身で実感してみてください。