「金沢まいもん寿司」の関東出店第一号、たまプラーザ店を訪問。のどぐろ、ばい貝、てい貝など、こだわりの味を堪能
グルメ系(高級)回転寿司の雄として、創業以来高い人気を誇る「金沢まいもん寿司」。運営する株式会社エムアンドケイはコロナ禍の逆境下でも堅調な業績を維持し、2021年も多くの新店を予定しているそうです。
そんな同社の関東進出1号店が、東急田園都市線沿い横浜市青葉区のたまプラーザ店。開店は2002年12月ですから、もう20年近くになります。オープン時に訪れた際は、「住宅街のど真ん中に、こんなに立派な店舗を作るのか」と驚かされましたが、今も変わらず高い人気を保ち続けています。
店舗の内外観は、ほぼ開店当初のイメージのまま。朱の色を基調に、加賀の雅な文化を採り入れた装飾や調度品が目を惹きます。
週末は入店待ちが長くなることも多いことから、事前予約も考えましたが、(事前予約はコースやセットメニューの場合のみのため)、「金沢まいもん寿司」は季節感・地域性あふれるメニューの多彩さが最大の魅力のため、その場で食べたいものを頼むほうが楽しそうかなと、予約なしで訪れました。
この日のおすすめメニューはこちら。やはり個性的で魅力あふれるネタが並びます。そのなかから、まずはおすすめの中心を食べ比べてみるべく、「まいもん厳選6貫盛り」を注文します。
左から、生本まぐろ中とろ、地金目鯛、横綱平目、かつを、生本まぐろ軍艦の6貫。
聞きなれない名前の「横綱平目」は、愛媛県でひらめ生産量No.1を誇る赤坂水産のもの。”日本一”と自負するほどの身の厚さが特徴で、その名に恥じないふくよかで滋味あふれる味わいです。また金目鯛もさすがの身の張り具合です。
この後はセットに無かったものを、同じ系統でまとめながら頼んでいきます。まず貝から
てい貝(右660円)と、ばい貝(495円)を注文。いずれも北陸を代表する貝で、都心ではなかなかお目にかかれません。コリコリとした食感の良さと、噛むほどにあふれてくる旨味が特徴です。そして次はエビ。
甘えびがたっぷり乗ったがんこ盛り(495円)と、今や北陸を代表する特産品となった白えび軍艦(770円)を注文。秋口になると、さらにガスエビも登場します。
そして今回、初めて目にしたメニューがこちら
のどぐろの押しずし(550円)。輪切りの柚子が入ってバッテラ風に。脂がたっぷり乗ったのどぐろを爽やかな味わいに仕上げています。比較のために、生ののどぐろ(880円)も併せて注文。同じ価格で、炙りにしたものも提供しています。
寿司以外にも、こんな一品を注文しました。
お皿に盛りだくさんに積まれた「豆八目の唐揚げ」。八目という魚は馴染みが無い方が多いかもしれませんが、メバルの一種のウスメバルのことで、石川県では「柳八目」と呼ばれ、祝い事にも使用される人気が高い魚。その稚魚を上げたのがこのメニューです。まさにビールにぴったりの一品ですが、この環境下ですのでノンアルコールビールで。
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ここまでご紹介したように、「金沢まいもん寿司」では一般的な回転寿司屋では見られないような魚種、メニューがたくさん揃っています。季節が変われば、また違う味覚を楽しめるのも寿司ならではの醍醐味です。いつも頼む好きなメニューはもちろん、「この魚の名前よく知らないけど、どんな味がするんだろう?」と、未知の味にもぜひチャレンジしてみてください。
店舗概要
金沢まいもん寿司 たまプラーザ店
【住所】神奈川県横浜市青葉区美しが丘2丁目19-3
【電話】045-905-1144
【営業時間】7月22日より当面の間、時間短縮営業と酒類の提供を停止いたします。
11:00〜20:00(L.O.19:00)