発泡スチロールの多彩な可能性を追求し、環境効果や社会価値の啓蒙にも注力【週刊ダイヤモンドMI連動】
日新化成工業株式会社
2022/09/12
創業60年を超える歴史を持つ、国内における発泡スチロール(EPS)製品開発のパイオニア。エアコン・冷蔵庫・テレビなどの構造体や緩衝材、自動車のヘッドレストやシートクッションをはじめ、軽くて丈夫、遮水性・施工性の高さ、長期安定性などの特性を生かした多種多様な製品を手掛けている。「空気を抜くことで形状・硬度を固定できる」形状記憶マットや、「EPSを用いた液状化現象による埋設管の破断を防止する」工法の提案など、オリジナリティの高い取り組みも多い。
環境問題が取り上げられやすいEPSだが、実は50倍に発泡した商品は空気の比率が98%、リサイクル、リユース、熱利用による再利用率が90%超。前記した機能性の高さとともに、環境に配慮された社会性の高い製品であることの発信にも力を入れている。
会社概要
日新化成工業株式会社 代表取締役社長 片岡 洋一 氏
設 立:1970年8月(創業1951年)
資本金:3,000万円
従業員数 :256名(グループ計)
売上高:65億8,700万円(2021年11月期グループ計)