公共交通機関向け表示機器製造の老舗。「ParaSign」ブランドで世界展開を目指す【週刊ダイヤモンドMI連動】
株式会社交通電業社
2023/04/25
鉄道・バス車両など公共交通機関向けの表示装置(行先表示器、案内表示器)を中心に、安全装置・バリアフリー装置・通信装置などの各種機器を、企画・設計・製造からメンテナンスまでワンストップで手掛ける1947年創業の老舗メーカー。
長期にわたる安全・安心を提供する製品力の高さや、長年の実績を強みに、2020年の相薗岳生社長の就任以降、矢継ぎ早に事業領域を拡大。関西近県にとどまっていた営業エリアを全国に広げ、さらに海外展開も強化。インドなどのアジア地区を中心に、次世代を見据えたグローバルサプライチェーンの構築をもくろむ。
近年の注目製品は、業界に先駆けて開発したLCD型の行先表示器「彩Vision」。情報発信の多様性や視認性を大幅に高め、今年7月から運航する東武特急「スペーシア X」にも搭載予定だ。
※参考記事「鉄道チャンネル」東武新型特急「スペーシアX」に採用された「彩 Vision」の気になる話題……今後、通勤型車両などへの展開は?
会社概要
株式会社交通電業社 代表取締役社長 相薗 岳生 氏
設 立:1949年3月(創業 1947年)
資本金:1,000万円
従業員数: 47名
売 上:8億5,000万円(2023年2月期見込)