毎日300万個のたまごを食卓へ。美味しさと環境にこだわり付加価値向上に注力【週刊ダイヤモンドMI連動】
株式会社八千代ポートリー
2024/08/23
横浜市港南区で1929年に創業。育雛から生産、加工・販売までのワンストップ体制を構築し、自社ファームで飼育する鶏は約250万羽。提携農場を含めて毎日300万個の〝美味しいたまご〞を食卓に提供している。
販売先はスーパーを中心に外食産業向けなど。直接取引に力を入れ、消費者ニーズに応える商品開発と安定供給の仕組みづくりが大きな強みだ。主力となるブランドは「食菜卵」。
植物性原料の飼料を用い、鶏卵特有の生臭さが少ない味わいが人気の秘訣だ。一方、「鶏糞を肥料化し田畑に還元。一部は鶏の飼料用に飼料用米を栽培する」循環型農業畜産の構築にも力を入れている。
中長期的なミッションは、〝たまごの価値〞の向上。食生活になくてはならないものとしての魅力を幅広く訴求し、グローバルでの市場創造も次なるテーマに掲げる。
会社概要
株式会社八千代ポートリー 代表取締役 笠原 政利 氏
創 業:1929年
資本金:2,000万円
従業員数:142名
売 上:155億1,455万円(2023年8月期)